今日はフリーランスを語る日らしいので、ちょっと書いてみる。
実はおとといのランチ会の時に、この表題のようなこと話したんだよね。
もちろん大変な時期だったし、少し楽になったけどまだまだオカアチャンは続くんだよね。
でもでも、私みたいにオカアチャンでフリーな人って増えてきていると思う。
これからそうなりたいって人もたくさんいるんじゃないかな。
どんなことが大変だったか書いてみようか。
私が独立というか、まあ個人事業主になったのは2000年の4月。籍を入れたのと同じ頃です。
その前は、広告代理店に半年くらい、BtoBの会社や不動産の会社で細々アルバイトをしていた位なので、独立するなんてのは無謀だったよねw
最初の仕事はオットの会社の取引先。デザインからすべて私がやりました。いまだったらムリだなぁ。デザイン力がなさ過ぎるwww
オカアチャンはじまりはじまり
で、すぐに妊娠して翌年に長男誕生。
ここからオカアチャンとしての人生が始まったわけです。
初めての子だし、育児には不慣れだし、ガンにはなるし、まぁ大変だったね。
治療が落ち着いた頃から、かなり焦りはじめた。
web業界が盛り上がってきていたし、自分は社会からおいて行かれるんじゃないかって。
本当に焦ってた。何かしなきゃ、ついて行かなきゃって思っていたよ。
それではじめたのが「WAN Will Way」のメーリングリストに入ることだった。
そこからはじまって「カアサンズ」があるんだよ。このあたりの話は「あらためまして、カアサンズです(その1)」に詳しく書いてあります。
とにかくやるしかなかった。
左で長男を抱いて、おっぱいあげながらキーをたたいてた。
よくおっぱいが飛んだりして、ディスプレイの縁に白い跡がついてたりw
ベッドに移すと泣くから、そのままだっこしてとか、おんぶしたまま寝かせて仕事してたときもあった。それも、長男は間隔が短かったから2時間おきとかだった。集中してきた頃に泣くとかの繰り返しだったな。
子どもがいることをハンデにしたくなくて、とにかく実績作りたくて、24時間対応とか馬鹿なこともやってた。
値段の安い仕事でも、とにかく何でもやってたなぁ。
でもね、やっぱりこういうのが続くとおかしくなっちゃうんだよね。
長男が2歳くらいの時、まだ保育園には入れなくて、でも仕事もあって、きつかった。
かまってほしくていたずらしたり、邪魔したりするの。
当人は遊んでほしいだけ、かまってほしいだけなんだけど、こっちはイライラが爆発しちゃうの。
このままじゃやばいと思った。
オットはもちろん理解があって、たくさん手伝ってくれたけど昼間は二人っきり。オット以外に話し相手はいない。
かなり追い詰められてた。長男に手を上げちゃったこともあると思う。
保育園の申し込みに行ったとき、役所の人に状況を話しながら泣いたよ。
もう、どうしても入れてもらわないとだめなんですって。このままじゃ虐待しちゃいそうです。
って役所で人目もはばからずわんわん泣いた。
当時を思い出すと涙が出るね。
最近涙腺緩くてかなわん(^^;
役所の人も、これだけ収入があるなら内職ではないと認められますよって励ましてくれて、情けをかけてくれたのか、その年の4月に入所できました。
ちなみに私の居住しているところでは、保育園は超激戦区。幼稚園だって激戦。ワースト5に入るようなところです。
ふたりめ誕生
入所できた喜びと同時に、二人目のつわりもやってきたw
秋に生まれたムスメは、ぎりぎり4月入園できる月齢だった。でも、母乳育児がしたかった私は、1年待つことに。
育児休暇なんてものはないけど、3ヶ月くらいはゆっくりしたかな。
で、翌年また長男と同じことが起こる。画面の前で授乳、おんぶでお仕事も当たり前。
でも、今度は二度目。さすがに勉強しました。
保育園の相談に役所へいったら、1歳児は一番希望が多くて、かなりの競争倍率。
だから、投資として先に民間に入れることを勧められた。週に3日だったけど、民間の保育園に入れて、無事4月にはお兄ちゃんと同じ公立保育園に入園できました!
この頃から自分の時間も作れるようになったかな。
たまにセミナーとか行ったりすることもできるようになったと思う。
そして3人目
失敗は繰り返さないw 3人目は計画的に春生まれに。
なぜなら春に生まれれば、翌年4月の入園時点ではまだ0歳児扱いなので、入園しやすい。←ここ大事よ!
そのうえ、ある程度大きくなっているので、離乳が進んでいる。
末っ子はコップもストローも使えるようになっていたし、昼間の母乳はなくても大丈夫になっていました。
こうして、3人のオカアチャンをやりながら、いまに至ります。
一人落ち着くと、次。というサイクルできたので、同年代の人たちに比べると、会社で勉強することも少なく、経験も少ないと思います。
それはいまでも焦りとして感じることが多いです。
週末や夜の外出が自由にできないので、行きたいセミナーに行けないとか、みたいオンラインセミナーが見られないとか、いーっぱい不満はあります。
でも、私は私、人は人。
フリーランスでいるおかげで、子どもの体調が悪いときにはすぐに休ませてあげられるし、お迎えもすぐ行ける。
帰ってきたときに家にいてあげられる。授業参観とかも必ず参加できる!
仕事が詰まっててイライラをぶつけちゃうこともあるけど、お母さんが家にいるっていうことはうちの子どもたちにはすごく安心材料みたいです。
けっきょくのところ
女性に限らないかもしれないけど、フリーランスで子どもを持つってことは、いろいろ制約が多くて、我慢しなきゃいけないことも多いけど、いいこともあります。いや、フリーには限らないか。あ、でも会社員ならきっとフォローしてくれる人が社内にいるよね。
子どもが小さい今のうちくらい育児にもっと時間をかけたい、でもいまのこの技術について行けなかったら自分はおいていかれるかもしれないという焦り。
そんな葛藤と毎日のように戦ってるオカアチャン多いよね、きっと。
子どもがいてもいなくても、フリーはひとりぼっちじゃだめだと思う。
つーか、ひとりぼっちじゃお仕事できない感じもする。
ただ「ひとりぼっち」だと感じることはある。ほんと昔は感じまくっていたし、だから焦りまくっていた。
でもいまはそれもひっくるめて楽しめなるようにならないと長くは続かないのかもーと思う。
子どもやオットはもちろん、たくさんの味方が必要だし、困ったときにフォローしてくれるお友達も必要。
オカアチャンフリーランスには「家族の協力」「助け合いの精神」「思いやる気持ち」がすごーく大事だと思います。
そんな気持ちから「カアサンズ」は生まれたのでした。
「つるむ」のではなく「お互いの状況などを理解し、助け合う」
そんな感じで、子どもらが全員成人するまで?は頑張っていきたいと思います。
だいぶはしょったけど、まだまいろいろ。
このタイトルなら本かけるかもwww
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